薬酒果実酒伝道師・オサム師(渡邉 修)
◆材料:ボケ又はクサボケの実 200g
35度ホワイトリカー 600ml
氷砂糖 80~120g
◆漬け込み期間:1年前後
◆ポイント:果実が黄色く熟したものがベストですが、青いものはリンゴなどと共に追熟させるとよい。虫が入っているものはそこだけ除いて、地面に落ちた果実も洗って用いる。種も入れること。
◎渋みが落ち着いた頃が飲み頃。素晴らしい美酒に仕上がります。経年でコクを増す果実酒の一つですが、5年以内には濾しましょう。
◆材料:桜の実 200g
レモン果肉 30g
35度ホワイトリカー 600ml
氷砂糖 60g
◆漬け込み期間:2週間~1ヶ月
◆ポイント: 桜の実は黒く熟したものを採取する。種類は問いませんが、ソメイヨシノやヤマザクラの実が一般的。一度に採れない時は、何回かに分けて採取し、洗って冷凍保存するか、その都度追加で漬け込む。素晴らしい香りのチェリーブランデーに仕上がります。
◆材料:サルナシ 300g
35度ホワイトリカー 720ml
氷砂糖 40g
◆漬け込み期間:半年~1年
◆ポイント:サルナシは収穫後数日おいて追熟させ、芳香が出て少し軟らかくなってから漬ける。
深山の風情ただよう琥珀の美酒に結晶します。
◆材料:桑の実 300g
梅の実 200g
35度ホワイトリカー 900ml
氷砂糖 150g
◆漬け込み期間:1~2ヶ月
◆ポイント:桑の実は黒く熟したものを用いる。梅は果肉を切り取り、種と共に漬け込む。梅の代わりにレモン果肉を加えるブレンドもあります。
◆材料:ガマズミ 100g
35度ホワイトリカー 300ml
氷砂糖 30g
◆漬け込み期間:20日~1ヶ月
◆ポイント:ガマズミは赤く熟しますが、やや透明感が出た完熟果実を漬け込みます。
なお、同じ仲間のミヤマガマズミやカメノキの果実も同様に利用できます。
◆材料:キンモクセイ花 ビンいっぱい
白ワイン 750ml
35度ホワイトリカー 400ml
氷砂糖 170g
◆漬け込み期間:1年前後
◆ポイント:キンモクセイ花は、なるべく早朝に摘み、水に浸すように洗ってザルに取る。ビンいっぱい入れても、酒を注ぐと写真くらいに落ち着く。
ビンを新聞紙などで包み、光を避けて保管する。
◆材料:クマザサの葉 20枚くらい
30度甲類焼酎 800ml
氷砂糖 40g
◆漬け込み期間:1ヶ月前後
◆ポイント:クマザサの葉は絞ったタオルなどで葉の表裏を拭く。適当な大きさ(3~4等分)に切って漬け込む。30度の原酒は、25度と35度を半々に加えるとよい。
◆材料:ハーブティー用乾燥バラ 10~20g
赤ワイン 360ml
35度ホワイトリカー 360ml
氷砂糖 40g
◆漬け込み期間:3~5日
◆ポイント:市販の乾燥バラはそのまま使う。生を用いる場合は、無農薬で香りの強い品種を選び、天日で生乾きにした方が香りが出やすい。40~50g。
◆材料:ウワミズザクラの実 100g
35度ホワイトリカー 400ml
氷砂糖 40g
◆漬け込み期間:1~2ヶ月
◆ポイント:ウワミズザクは8~9月頃果実が熟すが、枝で熟す前に落ちてしまうものが多いので、採取できる場合は未熟なものも一緒に摘み取る。
桜の実酒に勝るとも劣らない美酒に仕上がります。
◆材料:ナナカマドの実 200g
35度ホワイトリカー 600ml
氷砂糖 60g
◆漬け込み期間:2ヶ月程度
◆ポイント:ナナカマドの種類は問いませんが、完熟したものが好ましい。独特の杏仁臭がうれしい、深山の恵みのお酒です。
◆材料:ガンコウラン実 200g
35度ホワイトリカー 900ml
氷砂糖 100g
◆漬け込み期間:2ヶ月ほど。
◆ポイント:高山植物なので、乱獲しないこと。8月中旬から9月上旬が採取時期。本州では1500m級以上の山地に分布する。濃いルビーレッドの幽玄な美酒に仕上がります。
◆材料:梅 500g
ソルダム 600g
35度ホワイトリカー 1800ml
氷砂糖 300g
◆漬け込み期間:1年熟成して濾す。
◆ポイント:時期が少しズレるので、梅を先に氷砂糖と共に漬け込んでおき、後からソルダムを加えるとよい。ソルダムは切って加えること。
アントシアニン系色素の赤紫が美しくおいしい果実酒。
左からブルーベリー酒・カシス酒・小梅桑の実酒・アメリカンチェリー酒・桜の実酒。
美しい色も味の内、果実それぞれの風味は異なりますが、この5品は旨い。特に桜の実酒は絶品です。
絵画は全て星野博美さんの作品です。
薬酒果実酒伝道師・オサム師(渡邉 修)
群馬県吾妻郡中之条町大字上沢渡 2476-6
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